沢辺 DRMがあることによってものすごく不便でしょ。さっき控え室でも話したけど、仲俣くんたちが出した
『ブックビジネス2.0』はどっか選んで右クリックするとTwitterにピッと書き込めるわけですね。さっき橋本さんがそれで書評になるんからそれでも
いいじゃんって言ったけど、それが出来ないのはほぼDRMのせいですよ。
DRMっていうのは、悪意を持ってDRMを突破してネットでばらまこうとするような、本当にDRMをかけるべき人間には無力で、僕と同年代の人達のよう
な、ネットリテラシーとかPCリテラシー、デジタルリテラシーの低い人達にとって迷惑なものになってる。「新しいガラパゴスっていうのを買ったんだけど、
前に買った電子書籍が読めない。また買わなきゃいけないの!?」みたいな事態を引き起こすだけですよ。
仲俣 本当に高度な技術を持ってる人たちには無力で、普通の人をただ混乱させるだけだと。
沢辺 一番大切な人で尊重しなきゃいけない人ですよ。リアルにそれを何とかしなきゃって思えたのは、自分で電子 書籍を出して、いろいろ扱ってみたから。それではじめて僕には実感として感じられるようになってきた。とすれば、いま一番必要なことはいつ来るかって予測 をする前に、まずやってみること。そうすれば絶対次のことが解ると思うんですよ。それがついにpdf自炊でもいいじゃないかってところに行き着いちゃった んだけど。
高島 だから権利を奪われる前に出しちゃえよって話ですよね。できる形でね。
"悪意もリテラシーも無い人が本当に高度な技術を持っている人たちの恩恵に預れる現状がある。簡単に割れのハウツーは手に入る。売る方としては当然の防御作になってしまう。